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Books


Mapplethorpe

2010.03.09  *Edit 

メイプルソープメイプルソープ
(2001/02)
パトリシア モリズロー

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 メイプルソープの伝記、生涯の話、メイプルソープの両親の出会い、ロバートの兄弟、幼少期、パティ・スミスとの出会い、時代背景、当時の有名な人たち、作品にたいする価値や論争、ギャラリーとの関係、ワグスタッフとの出会い、エイズになってからの病状、エイズの治療に対する現状やその他諸々のものが詳しく書かれており、出会った人たちの証言を基に、メイプルソープの人格や生活習慣が想像でき、時代に流れて書かれている。これだけの内容、ボリュームを書いた事が、何より素晴らしい本だと思う。
 私は、メイプルソープのモノクロが好きだったし、顔も好きだし、退屈な花もSMや性的な部分を除いた人物の撮り方が好きだった。この本を読んで、この前見た映画の話と随分違うし、映画ではかなり脚色されてる。メイプルソープに対する考えを言ったら書きたくないし、この本のある人の証言では、”メイプルソープの事を知れば知るほど嫌いになる”と言っているように、私も知れば知るほど、読んでいるときがピークに嫌いになったが、今はメイプルソープの事好き嫌いというよりは、こんな人もいるんだね程度しか思ってなくて、何がどうあれ、親に罪があってもその子供には罪はないというように、作品には全く罪はなく好きな作品には変わりない。メイプルソープは、友人から生活を改めるように忠告を言われていたが、聞入れる事がなく欲望のままに生きて悪魔に魂を売って成功したと同時に、罰がくらったんだと思った。

 メイプルソープと関わったパティ・スミスを含め賢い人は、メイプルソープの元から去り、距離を置いた関わり方をしている。パティ・スミスは母親的な存在で一緒にいた仲でも麻薬は一切しなかったが、大抵メイプルソープと一緒にいた男女は麻薬に染まっていった。メイプルソープは色々な人と関係を持ったけど、愛なんてものはなくて、愛した人がいるならばパティ・スミスだけなんだと思う。ドラッグをしながら創作していったけど、撮影する姿勢は素晴らしい、人や物をコントロールしている。写真からでは感情は一切排除されており、まったくメイプルソープの人格は見えてこないようだが、実際にはどの写真もメイプルソープの生活の一部だし、冷たい写真も愛情すら感じさせないのは本人もそういうのがないのだろうと思う。とはいってもSMの写真もあるから、性格にも2面性があるように思った。穏やかな人であるけど、小さい頃から持っている陰、悪の部分が大きくなったんだろうと思う。作品に同性愛、黒人の問題、ドラッグ、セックス、エイズは、70,80年代を象徴した暗い時代を反映していることが素晴らしいと思う。創作に努力するというよりは、コネや自分を売り込むことに努力をし、花や人でもその対象の最高の状態を完璧に写し、モデルに対しても完璧な肉体を妥協なく探し、人に対しては金があるとか素晴らしい肉体くらいしか見てなくて、どっちかというと他力本願のような印象。そして自己愛者。 パティスミスにも別れるのを嫌がりパティがいなければ同性愛になる事を恐れていたがそうなった。

 パティ・スミスとメイプルソープは共通しているというか似ている部分があるけど、性に対する悩みを持っていたパティ・スミスに共感する方が多かった。妊娠したときは、自分に違和感を感じたけど、成功した後無名として活動する事を願い、家庭を持って子どもをもつ喜びができて子育てしていったから、良い風に変わったんだなって思った。
この本で色々自分の事も考えてしまった。メイプルソープの悪い部分やパティ・スミスの性の悩みも含め、私もパンツしか着ないし子供の頃は、僕しかいわなくて親に怒られてたし、男の物が好きだったし、妊娠とかは考えられないし想像したくないし、女性を見るほうが好きだけど、でも体が男性になりたいとかはなくて、肉体より精神性で男性女性という性別なんて関係なくて人間であるから、男でも女でも自分は自分だし、一応異性愛者だ。今の時代は、診断書があれば戸籍の性別を変えれらるから、性別なんてどうでも良い。


この日時は、21年前、メイプルソープが天に召された時。身体に激しい痙攣してなくなったとされてるから、おそらく免疫機能がないせいで、脳にいる細菌か外部からきた細菌かが脳を破壊していったんだろうと思う。







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